もう一つの楽しみ、サルオガセを見ながら入笠山頂上へ!
入笠山登山時、木々にぶら下がったとろろ昆布に似たものは何かな?と思いながら登られたお客様も多いはず。
正体はサルオガセという名前の地衣類で、ここ入笠山や山梨県南アルプスの前衛の山、甘利山などで見られます。
地衣類は藻とカビの共生体です。
霧を水の供給源として光合成で栄養を得ており、木に寄生しているわけではありません。
サルオガセがたくさんついても木が枯れることはなく、大気汚染や環境の変化に弱い種類のため、環境指標の一つにもなっています。
つまり入笠山は大気汚染とは縁がなく、自然と向き合って整備管理されています。
冬場でのサルオガセも神秘的でしたが、Green Seasonのサルガセオも一段と神秘的です。
山彦荘さんから入笠山頂上にかけて数多く生息しており、サルオガセをまとまってみるエリアもあります。
入笠山頂上を目指す楽しみの一つとして、サルオガセをじっくり観察しながら登って頂ければ幸いです。
また下山後には、山頂カフェでルバーブソフトを頂くのも極みの至りでございます。
今週週末は、富士見パノラマで贅沢しては如何ですか!
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