黄金色の絨毯が広がる湿原へ。入笠草紅葉が見頃を迎えています


昨日から始まった「黄金の入笠草紅葉」。入笠湿原では、草原一面が黄金色からオレンジ、赤褐色へと色を深め、秋の陽ざしを受けてきらきらと輝いています。木道に立つと、足元から斜面の上まで続く草紅葉が視界いっぱいに広がり、まるで温かな色の絨毯の上を歩いているかのようです。

斜面にはススキの穂が白く揺れ、背後のカラマツ林も少しずつ黄金色に色づき始めました。白い幹のシラカバや、ところどころで真っ赤に染まったカエデが彩りを添え、澄みきった青空とのコントラストは、この時期ならではの美しさです。木道や階段をゆっくり上っていくと、振り返るたびに違った表情の湿原が見えてきます。愛犬と一緒に歩く方の姿もあり、皆さん思い思いに秋の湿原散策を楽しんでいました。


そんな草紅葉の中で、ふと目に留まったのがリンドウの花です。見頃はとうに過ぎたかと思いきや、黄金色の草むらの中で、まだ数輪が青紫の花をしっかりと咲かせていました。夏の終わりから咲き始め、季節が移り変わってもなお凛とした姿を見せてくれる。花の命は思っていたよりもずっと長いのだと、あらためて感じさせられます。色を落としていく湿原の中で、その青紫はひときわ鮮やかに映えていました。


草紅葉が見られるのは、翌年の山野草のための環境整備が始まる前の限られた期間だけです。名残の花と黄金色の湿原が重なる今の景色を、ぜひこの機会に味わってみてください。
入笠湿原へは、富士見パノラマリゾートのゴンドラで山頂駅まで約15分。そこから歩いて10分ほどで、気軽にこの景色に出会うことができます。










