花リレーと八ヶ岳の絶景に出会う休日
入笠湿原は、季節の花たちが静かにバトンをつなぐ舞台。
すずらんの白い鈴が揺れ、アヤメの紫が風にたなびいた日々を経て、
いまはヤナギランの柔らかな薄紅紫色が湿原を染めています。
高原の風に揺れる花々を眺めていると、夏の始まりをそっと告げられているような気がします。
見上げれば、青空を悠々と舞うパラグライダー。
八ヶ岳の稜線を背景に、風とひとつになったその姿は、
この地の穏やかな時間を象徴しているかのようです。
山野草公園では、森の妖精とも呼ばれるレンゲショウマが
ひっそりと開花の準備を進めています。
山頂は今日の正午で20度。
下界の熱気を忘れ、涼しい風と花の香りに包まれる休日を過ごしませんか?
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