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サステナブルプロジェクト~大学生との協働報告(9月)~

2025.9.23 環境活動

■ プロジェクト概要
富士見パノラマリゾートでは地域課題に向き合い、「自分ごと」として学ぶ場づくりを合言葉に、富士見高校生とともに以下の三位一体のアプローチを推進しています。
• 環境へのアプローチ:落ち葉堆肥や生分解性資材の活用
• 経済へのアプローチ:野菜の栽培・加工・販売への展開
• 教育へのアプローチ:高校生が関わりながら伝える力を育成

■ 9月の活動内容
◉ 八ヶ岳 合同合宿(富士見高校 × 都心大学生:9月上旬)
• 富士見高校生が大学生にサステナブル活動の概要を案内
• 熟成堆肥を活用した循環型メニューの試作・試食・評価
• 都心型の視点を加えた意見交換を経て、次回ブラッシュアップミーティング(高輪ゲートウェイ:9月下旬)へ向けた準備
◉ 試作品メニュー(改良版)
• ルバーブ入りチーズケーキ
• 酒粕入りチーズケーキ
• ルバーブ入り白あんおはぎ
• 山賊焼きバーガー
• フルーツサンド
◉ 高輪ゲートウェイでのブラッシュアップミーテイング(商品開発講義「仮説と検証」と試食&試飲)
•改良版試作品の評価
• 甘酒とコーヒーの調合に関する仮説立案と検証
• 味覚・香り・バランスに関する多様な意見が集まり、今後の開発に向けたヒントを得る

■ 学びと成果
• 地元資源(堆肥・農産物)を活用した商品開発の実践
• 高校生・大学生の協働による視点の融合
• 「仮説→検証→改善」のプロセスを通じた思考力・表現力の育成
• 関係人口の拡大と地域循環の仕組み理解

■ 今後の予定
• 10月:外部での試食・検証イベントの実施
• 商品化に向けたブラッシュアップと販売戦略の検討
• 地域との連携強化と発信力向上を目指す

■ 参加者の声と気づき
今回の合宿とブラッシュアップミーテングでは、高校生・大学生それぞれが異なる視点を持ち寄り、互いに刺激を受けながら学び合う姿が印象的でした。
高校生からは「自分たちの活動を外部の人に伝えることで、改めて地域の魅力や自分の役割に気づけた」との声があり、大学生からは「都市部では得られないリアルな地域課題に触れ、実践的な学びができた」との感想が寄せられました。
また、堆肥づくりや農業体験を通じて、自然との関わりや“手を動かす”ことの大切さを実感する場面も多く見られました。商品開発においては、味や見た目だけでなく、背景にあるストーリーや地域資源の活用が重要であることを学び、今後の展開に向けた意欲が高まっています。

■ 地域との連携と今後の展望
このプロジェクトは、富士見町の自然資源や人材を活かしながら、地域内外の若者が関わることで新たな価値を創出する取り組みです。
今後は、地元事業者や観光関係者との連携をさらに深め、商品化・販売に向けた実証実験やプロモーション活動を展開していく予定です。
また、外部での試食・検証イベントでは、一般の方々からのフィードバックを受けることで、より実践的な改善につなげていきます。高校生・大学生が主体となって動くこのプロジェクトは、地域の未来を担う人材育成の場としても大きな可能性を秘めています。

富士見高校での堆肥+コーヒー粕混合作業👇

ルバーブ収穫作業👇

高校生によるプロジェクトや希少植物の案内(山野草公園)👇


堆肥場にて米ぬかを散布👇

試作品試食&評価発表👇


高輪ゲートウェイ駅👇

試作品(改良型)試食&評価👇


甘酒とコーヒーの調合割合検証👇