長野県富士見町 東京から90分、富士山と八ヶ岳を望む高原のリゾート。

入笠山が担う役割を、改めて実感した2日間。アツモリソウ保全・再生みらい会議レポート

6月25日・26日の2日間、第2回アツモリソウ保全・再生みらい会議が開催されました。

25日は富士見町コミュニティ・プラザを会場に、まず富士見町・北海道礼文町・岩手県住田町による3町連携協定の締結式が行われました。

アツモリソウの保全と再生に向けて3町が正式に連携する歴史的な一歩です。富士見町は長野県内で唯一、固有種「釜無ホテイアツモリソウ」の自生が確認されている地域として、全国の保全ネットワークの中核を担う役割を果たしていくことになります。

締結式に続き、3町それぞれの保全活動紹介と、学識者・行政関係者が参加したパネルディスカッションが行われました。各地の取り組みの違いや共通の課題が共有され、希少植物の保全を地域の枠を超えて考えていく場になりました。

翌26日は富士見パノラマリゾートのレストランオリオンを会場に、千葉大学、国立科学博物館筑波実験植物園、日本森林技術協会、東北大学、東京大学、北海道大学の研究者による学識者講演会が行われました。共生菌の解明、DNA分析技術を用いた保全遺伝学、各地の保全活動の実践事例など、それぞれの専門分野から最前線の知見が発信されました。

2日間を通じて特に印象に残ったのは、学識者の皆さんから「スキー場の草原が生物多様性において重要な役割を担っている」というお言葉をいただいたことです。
スキー場として長年維持されてきた草原の環境が、希少な植物や生態系を支える場になっているという視点は、これからの入笠山の在り方を考える上で大きな示唆を与えてくれるものでした。

リゾートが果たすべき役割の広がりを、改めて実感した2日間です。

全日本アツモリソウサミットの展示は6月28日まで、富士見パノラマリゾートの山麓展示会場にて開催中です。入場無料、開場時間は10時から15時まで。

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