雲の上に浮かぶ鐘と、カラマツを洗う雲の波。秋の山頂で出会った雲海の朝

先日の朝、山頂の展望デッキからは見事な雲海が広がっていました。眼下を埋め尽くす真っ白な雲の上には、どこまでも澄んだ青空。遠くの山々は雲の海から頭だけをのぞかせ、まるで島のように浮かんで見えます。

展望デッキのシンボルでもある鐘の向こうにも、一面の雲海。逆光の中で太陽が鐘を照らすと、木枠と蔓の飾りがくっきりとシルエットに浮かび上がり、雲の上に立っていることを実感させてくれます。手すりに目を向けると、すずらんをかたどった小さな飾りが雲を背に静かに佇んでいました。春に湿原を彩るすずらんが、季節を越えてこの景色を見守っているかのようです。

視線を少しずらすと、黄金色に色づいたカラマツの森に、雲がゆっくりと流れ込んでいく様子が見えました。尾根を越えてあふれ出した雲が、波のように森を洗い、また静かに引いていく。同じ景色は二度となく、見ているうちに時間を忘れてしまいます。

秋の雲海と、色づいたカラマツや草紅葉が一緒に楽しめるのは、この季節ならではの贅沢です。プレミアム雲海ゴンドラは11月15日(日)までの土日祝、朝5時30分から運行しています。発生確率予報はウェブサイトやSNSでお知らせしていますので、お出かけ前にぜひチェックしてみてください。早朝の山頂は冷え込みますので、暖かい服装でお越しください。

入笠山へは、富士見パノラマリゾートのゴンドラで山頂駅まで約15分。雲の上の朝を、ぜひ味わいに来てください。








