長野県富士見町 東京から90分、富士山と八ヶ岳を望む高原のリゾート。

リンドウだけじゃない。終盤のエンビセンノウなど、湿原を彩る花たち


エゾリンドウの青紫が目立つ湿原ですが、足元にはまだまだ多彩な花が咲いています。少し目線を落として歩くだけで、季節ならではの表情に出会えるのがこの時期の魅力です。

なかでも見つけられたら嬉しいのが、鮮やかなオレンジ色のエンビセンノウ。細く裂けた花びらが放射状に広がる、他の花にはない個性的な佇まいが特徴です。全国的にも数少ない希少な野草で、入笠湿原はその貴重な自生地のひとつ。ただ、見頃は終盤に差しかかっているため、出会えるのはもうわずかな期間かもしれません。

深い紫色のトリカブトも、兜のような独特の形をした花を寄り添うように連ねて咲いています。そのすぐそばには、シシウドの白い花火のような姿もあり、紫と白のコントラストが際立っていました。

少し先に目を移すと、淡い紫色の小さな花をびっしりとつけたノコンギクが、道沿いを彩っています。

瑠璃色の目玉模様が美しいクジャクチョウが、マツムシソウの花に止まって蜜を吸う姿も見られました。

湿原の一角には、真っ白な五弁花を無数につけたウメバチソウも見頃を迎えています。清楚な白色は、周りの緑や色づき始めた草花との対比が美しく、思わずカメラを向けたくなる存在感です。

木道を歩く人々の足元には、こうした花々が次々と現れては、季節の移ろいを教えてくれます。エゾリンドウだけでなく、脇を彩る花たちにもぜひ目を向けてみてください。

入笠山へは、富士見パノラマリゾートのゴンドラで山頂駅まで約15分。そこから湿原までは、気軽に歩いて行くことができます。

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