山野草公園にもリンドウが。花の宝庫は、蝶の宝庫でもある

湿原だけでなく、ゴンドラ山頂駅からすぐの入笠すずらん山野草公園でも、いまエゾリンドウの青紫が顔をのぞかせています。
入笠山は「天空の花園」とも呼ばれ、この時期は一種類だけでなく、実に多彩な山野草が同時に咲きそろう、一年でも特に賑やかな季節を迎えています。


ピンクのシモツケ、黄色いキオン、淡い紫のマツムシソウ、青紫のクガイソウ、鮮やかなオレンジの花、白いヨツバヒヨドリの房。色も形もさまざまな花が入り混じって咲く様子は、まさに天空の花園と呼ぶにふさわしい光景です。


そしてこれだけ花が豊富な場所は、蝶たちにとっても格好の楽園。園内を歩いていると、色や大きさの違うさまざまな蝶が花から花へと飛び交う姿に、次々と出会います。
なかでもよく見かけるのが、水色と黒の美しい翅を持つアサギマダラ。

ヨツバヒヨドリなどヒヨドリバナの仲間を特に好んで訪れることで知られ、マルバタケブキの蜜を吸う姿とあわせて、園内のあちこちで見ることができます。長距離を移動する習性を持つこの蝶にとって、ちょうどいまが南へ旅立つ準備を始める季節。その姿が見られるのも、あとわずかかもしれません。
花の彩りと、そこに集まる蝶たちの動き。どちらもこの時期ならではの光景です。木道をゆっくり歩きながら、色とりどりの花園と、そこに息づく生き物たちの気配を、あわせて楽しんでみてください。
入笠山へは、富士見パノラマリゾートのゴンドラで山頂駅まで約15分。そこから山野草公園までは、気軽に歩いて行くことができます。







