長野県富士見町 東京から90分、富士山と八ヶ岳を望む高原のリゾート。

今年は当たり年かもしれない、入笠湿原の花のオーケストラ

入笠湿原が、今まさに夏の花で埋め尽くされています。

ピンクや紫、白が幾重にも重なり合い、風が吹くたびに揺れる様子はまるでオーケストラのよう。
ここまで色とりどりに咲きそろう年は、そう多くありません。
今年は当たり年と言ってしまってもいいかもしれません。

木道の脇では、白い穂を空に向けて伸ばすチダケサシが目を引きます。
少し離れた草むらには、まん丸で紫がかったノアザミがあちこちに顔を出し、木道を歩く人と背比べをするように、すっと背の高いヤナギランのピンクが混ざり合っています。
どこを切り取っても絵になる景色です。花のまわりには蜂や蝶も集まっていて、耳を澄ますと羽音まで聞こえてきます。

昨日紹介した大阿原湿原が、森に囲まれた静けさと控えめな花の姿を楽しむ場所だとすれば、こちらの入笠湿原は真逆の華やかさ。
同じ「湿原」でも、これほど表情が違うのかと歩くたびに感じます。
静と動、二つの湿原を歩き比べてみるのも面白いかもしれません。
もし一日で両方をめぐるなら、まずこの入笠湿原で花に囲まれ、山頂を越えて大阿原湿原の静けさに切り替わっていく感覚もおすすめです。

山頂は今日も正午で24度。真夏でもひんやりとした空気の中、花を眺めながらのんびり歩けるのは、この季節ならではの贅沢です。

湿原の花は一週間もすると顔ぶれが変わっていきます。
今咲いているチダケサシやノアザミ、ヤナギランも、来月には別の花にバトンタッチしていくはず。だからこそ、同じ場所でも訪れるたびに違う景色に出会えます。今の時期にしか見られないこの華やかさを、ぜひ実際に歩いて確かめてみてください。


入笠山へは、富士見パノラマリゾートのゴンドラで山頂駅まで約15分。そこから山頂までは、気軽に歩いて行くことができます。

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