レンゲショウマにヤマユリ、入笠の花暦がいよいよクライマックス

木陰でうつむくように咲くレンゲショウマは、淡い紫を帯びた花びらを控えめに開きます。うつむき加減の姿は華やかというより凛とした印象で、見つけると思わず足を止めてしまう花です。

少し先の森では、白い花びらに黄色と茶色の斑点をちりばめたヤマユリが大きく反り返り、こちらは対照的に堂々とした存在感を放っています。

足元の湿った場所ではエゾリンドウの青紫が顔を出し、開ききらない筒状の花を寄り添うように咲かせています。

日当たりのよい斜面ではフシグロセンノウの鮮やかなオレンジが目を引き、緑の中でひときわ強い色として際立っています。


ほかにも丸く大きな葉を広げるマルバタケブキの黄色や、切れ込みの深い葉が特徴のハンゴンソウの黄色も咲きそろい、色のグラデーションが一気に増しました。


風にそよぐマツムシソウの紫、
翅に美しい模様を持つアサギマダラが吸蜜に訪れる姿も見られます。ふわりと舞うように花から花へ移る様子は、しばらく見ていても飽きません。

これだけの種類が一斉に咲きそろう時期は年間でも限られていて、まさに今が花暦のクライマックスといえそうです。今日も山頂は22度、さわやかな涼風が吹き抜けていました。

入笠山へは、富士見パノラマリゾートのゴンドラで山頂駅まで約15分。そこから山頂までは、気軽に歩いて行くことができます。








