入笠山、湿原とお花畑をつなぐ道で出会った花たち
入笠山のトレッキング道、湿原と花畑の間のエリアを歩いていると、道の脇に黄色い小さな花が群れて咲いていました。サワギクです。

細く枝分かれした茎の先に、可憐な花をいくつも咲かせる姿は、一見地味ながらもよく見ると繊細な魅力があります。すぐそばには、白い花房を大きく広げたヤグルマソウの姿もありました。

実はこのサワギク、綿毛になった後の姿が「ぼろ布」のように見えることから、ボロギクという別名を持っています。咲いている間はこんなに可憐なのに、種になった途端そう呼ばれてしまうとは、少し気の毒な気もします。だからこそ、きょう咲いているこの瞬間を見てほしい。そんな気持ちで足を止めたくなる花です。

湿原に目を向けると、ノハナショウブが紫の花を咲かせ始めていました。

一方、花畑のエリアではアヤメが凛とした姿で咲き誇っています。同じアヤメ科でも、生育場所によって表情が違って見えるのも面白いところです。


湿原に近いエリアでは、木道を歩くハイカーの姿も見られました。青々とした草原に一本道が奥まで続く景色は、入笠山ならではの開放感があります。

歩くたびに違う植物との出会いがあるのが、この時期のトレッキングの魅力です。
きょうの主役は、きょう咲く。サワギクをはじめ、季節ごとに移り変わる花々を求めて、ぜひこの時期の入笠山を訪れてみてください。

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